08/05/25 11:32:22
<健康指導に野菜力 東北初の上級「ソムリエ」>
宮城県成人病予防協会中央診療所(仙台市青葉区)に勤める医師、宮田恵さん(43)=
盛岡市=が、ベジタブル&フルーツマイスター(野菜ソムリエ)の上級資格シニアマイスターを
取得した。シニアは全国で20人だけで、東北では初めての取得となる。
宮田さんは岩手県田野畑村出身。岩手医科大卒。同大の放射線科に非常勤で勤務する傍ら、
JR仙台駅前のアエルにある中央診療所で診察している。
野菜ソムリエに挑戦したのは、同村で地域医療に従事していた際、「野菜などの情報を患者
さんに伝えれば、少しでも楽しく健康の問題に向き合ってもらえるのではないか」と考えた
のがきっかけという。
ジュニアマイスター、マイスター取得を経て今春、シニア資格を得た。診療所では、生活習慣病
予防を目的に健康診断・人間ドックなどに携わりながら、健康セミナーの講師を務める。
今月中旬の夜に開いたセミナーでは、約20人が宮田さんの話に耳を傾けた。
画像診断などを行う放射線科は野菜と無縁。医師とソムリエの顔は「A面とB面で使い分けて
いる」と言うが、診療所では生活習慣病予備軍やメタボリック症候群(内臓脂肪型肥満)に
該当しそうな人に、野菜や果物の栄養などの情報を交えて指導するようになった。
週末には野菜ソムリエとして、学校の食育講座などで講師も務める。
健康意識が低い中年男性に、野菜を通じて関心を持ってほしいという。宮田さんは「生活習慣病は、
便利な生活や食生活の変化が生んだ社会の病。野菜ソムリエは楽しく予防医学を普及させ、
社会の病を治す手段になり得る」と話す。
「ソムリエ仲間と連携して情報発信し、子どもたちの世代に安心して暮らせる地域にしたい」と
張り切っている。
<野菜ソムリエ>
日本ベジタブル&フルーツマイスター協会が認定するマイスターとシニアマイスターの通称。
野菜や果物の種類や効用などの知識を学ぶ講座を受けた後、試験に合格すると認定される。
河北新報 2008年05月24日土曜日
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
セミナー参加者と話をする宮田さん(左)。紫色のスカーフはシニアの証しだ=アエル内のエル・ソーラ仙台
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
※ご依頼いただきました。