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中津市山国町吉野地区の伝統行事「鯉(こい)のぼり祭り」(20日まで)が開かれている
山国川河畔の吉野農村公園で18日、「焼失したこいのぼりの代わりに使って」と
こいのぼりを寄せてくれた人たちを招いての感謝祭が行われた。
地元の住民は、祭りを続けることができたことへの感謝の気持ちを伝えた。
祭りを開いている住民グループ「鯉(こい)のぼりを泳がせる会」(中根希生(まれお)会長)が、
寄贈してくれた県内外計52人のうち県内の家族16組を招いた。
新緑に映えて泳ぐこいのぼりの下、中根会長は善意の申し出が相次いだときのことを
「人生でこれほどの感激はなかった」と感謝し、地元で採れたしいたけなどの農産物を
プレゼントした。また、地元の子どもたちもソーラン節を披露するなどして謝意を伝えた。
自宅で6年間眠っていた10匹を寄贈した宇佐市清水の黒川正博さん(47)は「再び命が
吹き込まれ、感動しています。これからもずっと泳ぎ続けてほしい」、5匹を贈った中津市
東浜の田原隆司さん(72)も「このような形で使ってもらえて良かった」と話していた。
祭りは23回目。昨年12月2日、こいのぼりを保管していた吉野公民館が全焼、祭りに
使っていた約230匹もすべて燃え、祭り存続の危機に。不用になったこいのぼりの提供を
呼びかけたところ、こいのぼりや吹き流し計350匹と12本ののぼりが寄せられた。
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読売新聞 2008年5月19日
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