08/05/17 05:22:48
応永十年(1403年)旧暦の5月4日に本堂が火災で燃えた時、本堂裏の二つ池から2体の竜が現れ、
雄竜が炎の中に飛び込み十一面観世音菩薩を体で巻き付けて救い、雌竜が何度も池の水を吹きかけ
消火したという伝説を持つ龍池山・松尾観音寺(伊勢市楠部町)の本堂床板に、「竜」が現れ、
口コミで話題が広がっている。
同寺は712年、大僧正・行基(668年~749年)が創建したとされ、行基自らが作ったとされる
十一面観世音菩薩を本尊とし、竜神伝説に因み除災、縁結びなどに御利益がある祈願寺として
広く知られている。火災があってからは今日まで毎月末と旧暦の5月4日に竜神を祭るため卵と
神酒、塩を欠かさず二つ池にお供えする。「龍神庭園」と呼ぶ境内には守護神の竜をかたどった
ツツジも「名所」になっている。
口コミでうわさになっている「竜」は、5年前に張り替えた本堂床板で、幅10センチのケヤキ板
2枚にまたがり、木の節が目と鼻、うろこに見える。2年前に、木造(こつくり)隆誠住職が
参拝者から指摘されて初めて気付いたもの。その後うわさが広がり、地元紙などで紹介された
こともあり、さらに注目が集まった。
「若い人たちは『なでると幸せになれる』、年配者は『床を磨くとご利益がある』といつの間にか
言い伝えられ、参拝に訪れる人が次々になでたり、磨いたりするうちに、さらにくっきりと『竜』
に見えるようになった」(木造住職)。「初めて指摘された時はうっすらと見える程度だったので
それほど意識していなかった。新聞で取り上げられてからは連日多くの人が訪れ、反響に驚いている。
今週末には骨董市などの催しも開催されるので、多くの人に足を運んでいただければ」とも。
5月17日・18日には、同市内事業者の有志らで作る十八会(松尾観音寺を賑わす会)主催で
「観音さんの『手作り市』と『骨董市』」(10時~16時)が開催される。同寺本堂の開門は8時~17時。
目も鼻もクッキリ、確かに竜ですね
URLリンク(iseshima.keizai.biz)
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