08/04/18 00:09:10
●遭難81歳を無事救助 内子 スリッパ発見、斜面を捜索
内子町で行方不明になっていた81歳の男性を、捜索に出動した警察犬が15日、山中で発見し、
丸1日ぶりに無事救出した。県警鑑識課のシェパードで、8歳のオス「ディソ フォム ライトマン」号。
男性は左足を骨折していたが意識はあり、命に別条はないという。
捜索に加わった近所の人たちは「さすが警察犬じゃ。よう見つけてくれた」と
ディソくんをねぎらった。(広川一、中田絢子)
大洲署によると、ディソくんは15日午後2時半ごろ、内子町大瀬の男性宅から約1キロ離れた
杉林の山中で、前日の午後から行方不明になっていた男性が林道の斜面下約30メートルで横向きに倒れ、
動けなくなっているのを発見した。
男性の家族が15日朝、「14日午後から姿が見えなくなった」 と同署に捜索願を出し、
同署と地元消防団員ら計約80人が捜索を開始。出動要請を受けたディソくんも捜索に加わった。
ディソくんは、県警本部の鑑識課に2頭いる警察犬のうちの1頭。03、04両年にも強盗事件の犯人捜索などで
活躍して刑事部長ほう賞を受けている。訓練を担当する課員は「ふつう、捜査の現場には2歳ぐらいで出るのに、
1歳半で出た優秀な犬です」と胸を張る。
今回の捜索でディソくんを指揮した同課の山本晃大巡査部長(40) によると、ディソくんは、
男性が倒れていた現場直上の林道で最初に男性のスリッパを発見。
動きが活発になり、人が立ち入ることがないような林の斜面を、においをかぎながら下りて行き、男性を見つけた。
現在、県内では県警直轄の2頭のほか、民間に嘱託した27頭が警察犬として活躍している。
昨年の警察犬の出動回数は例年並みの69回。今年は15日までに13回出動している。
■朝日新聞(愛媛マイタウン)
URLリンク(mytown.asahi.com)
■依頼503