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関東鉄道 竜ケ崎線 細く短く…７分間の旅 2008年4月17日
太く短い生き方もあるだろうが、細く短く突き進むのが竜ケ崎線だ。
起点の佐貫から竜ケ崎まで、わずか４・５キロを約７分で走る。
車窓には民家と田園風景が広がるが、本か新聞でも読もうか－なんて
余裕はない。停車駅は入地の一駅のみ。竜ケ崎駅前に「自転車専門
平野商店」があり、客待ち？ の店主・平野国雄さん（６５）と、
タクシー運転手・早川昭さん（６５）に出会う。
早川さんは「観光でタクシーを使う人？ 般若院とか湯ったり館とか
あるけど、まずいないね。暇なんてないぐらい暇だよ」と苦笑い。
市内に遊覧飛行や、セスナ機など小型機の操縦免許が取得できる龍ケ崎
飛行場があるが、平野さんは「貸自転車（一日１０００円）で免許を
取りに行く人は多い。３０分ぐらいかな」。隣で早川さんが「タクシー
だと２０００円ぐらいだよ」とニヤリ。誘惑を振り切って、安上がりな
貸自転車で市内観光へ。
茨城は映画・テレビのロケ地にもよく使われ、ロケ地マップもある。
最近では１２日から始まったＮＨＫ土曜時代劇「オトコマエ！」の撮影も。
歴史民俗史料館には昭和４０年まで走っていた蒸気機関車が鎮座し、
名前が気になる女化（おなばけ）稲荷神社へ向かう。男女関係に恨みを
持つ人が駆け込むのか？ 「そんな人はいません。商売繁盛と家内安全です。
キツネが女性に化けて恩返ししたのが地名の由来です」と宮司の奥さん。
図書館に来る子供たちにコロッケをふるまったことから“コロッケの街”
としても売り出し中で、商工会女性部がつくるコロッケは愛情たっぷりで
うまい。龍ケ岡公園のたつのこ山（標高４１メートル）からはギネスブック
に登録された牛久大仏（全高１２０メートル）が遠くに見える。 （三浦俊雄）
＜ガイド＞ ＪＲ常磐線と接続する茨城県龍ケ崎市の佐貫と竜ケ崎を結ぶ
全３駅４・５キロの非電化路線。ＪＲ線を除くと芝山鉄道線（千葉）、
紀州鉄道線（和歌山）に次いで、日本で３番目に短い路線だ。単純比較は
できないが、スピードスケート男子５０００メートルの五輪記録は６分１４秒６６で、
はるかに速い。２５周年を迎えた東京ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道は、
１・６キロを約１５分かけて走る。
ニュースソース 東京新聞
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
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市民の憩いの場・たつのこ山
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
関東鉄道
URLﾘﾝｸ(www.kantetsu.co.jp)