08/04/11 17:52:51 ExOUaxvh
>>6
>>15
自衛隊の糧食は、災害時に被災した国民に配給するための物資でもあるので、
長期保存・備蓄に向いた缶入り糧食と、作戦行動に便利なレトルトパウチ糧食の2種類が用意されている。
(それぞれ缶メシ、袋メシもしくはパックメシと呼ばれている)
レトルトパウチの場合は、白飯、赤飯、炊き込みご飯などの主食パック(1食に付き2パック支給)と、
おかずが入った副食パック(主菜、副菜、インスタントスープもしくは味噌汁それぞれ1パック)が基本。
ご飯パックには強力な使い捨てカイロのような発熱体をはさんで行軍中に1時間ほど加熱することで、
火がなくても温かいご飯が食べられるようになっている。
当然、レトルトパウチにも欠点はあり、
冬の北海道などの厳寒地では加熱してもすぐに米パックが冷えてしまって、
米のでんぷん質がβ化してしまいとても食べられるものではない。
(これは缶入りの白飯や赤飯でも同じことだが)
したがって、厳寒地での食料は実質的には乾パンもしくはクラッカーに限定される。
その他、加熱の必要がなく開けてそのまま食べられるクラッカーパックや、
年次消費計画で予定していなかった訓練を行う際に、別途調達されるトレーニングレーションもあるが、
ここでは省略する。
いじょ