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★【サブカル最前線】日本大好き! オタクなアメリカ人メイドを直撃
日本ではネガティブなイメージでとらえられがちなオタク文化は、海外では
“COOL JAPAN”=「かっこいい」と受け止められている。そんなオタク文化の
とりこになって来日し、東京・秋葉原では数少ない外国人メイドになった
アメリカ人女性がいる。人気店「@home cafe」で働き、「将来は日本の
アニメやゲームを翻訳して輸出したい」と意気込む彼女を直撃した。(安岡一成)
彼女はエヴァさん。アメリカ・テキサス州出身で、名前は大好きなアニメ
「エヴァンゲリオン」から取っている。
幼いころに日本のアニメやゲームにハマり、オタク文化に興味を持ったという。
特に「エヴァンゲリオン」や格闘ゲーム「ストリートファイター」などが好きで、
アメリカではコスプレを楽しんでいた。
独学で日本語を勉強し、2年半前に、親の反対を振り切って単身来日した。
「アメリカのアニメやコミックは幼児向けがほとんどで、大人が楽しめるものが
少ないんです。日本のアニメや漫画は“COOL JAPAN”といわれ、かっこいい
イメージ。どうしてもそれを肌で感じたくて」と来日の動機を話す。
やってきたばかりのころ、立ち寄った秋葉原のメイドカフェで衝撃を受けたという。
「こんな店は母国にはありえない! 私もメイドになりたい!」。昨年12月、
その夢はやっとかなった。
「この○○(メニュー)がもっともっとおいしくなるように、魔法をかけたいと思います。
萌え~フラッシュ!」
いつもこう接客するそうだが、彼女の完璧(かんぺき)なようで、若干不安定な
日本語に「萌え」を感じる人もいるかもしれない、と思った。
同店の人気メイド、hitomiさんによると、最近、秋葉原には外国人観光客が
増えているが、日本語が分からない人が多く、メイドカフェにやってきてもメイドと
コミュニケーションがとれないケースも多いという。そんなときこそエヴァさんの出番だ。
最初は文化が違うアメリカ人の彼女に気を使っていたが、オタクな彼女とは話題の
共通点が多いうえ、日本人に勝るとも劣らない熱心な仕事ぶりに、だんだんうち解けて
いったという。一番うれしいのは「日本が大好きと言ってくれること」と声を弾ませた。
取材の途中、2人組の外国人男性グループがやってきた。さっそく接客を始める
エヴァさんとhitomiさん。楽しく会話している間に割り込ませてもらった。
2人は休日を利用して日本旅行に来たフランス人の兄弟で、メイドカフェは初めてという。
インドネシアで新聞記者をしている兄のFlorent Theveninさん(29)はメイドカフェに
ついて「とても日本らしく、ファンタジーの世界だ。社会的に正しいものとそうでないものが
一緒になっているのが楽しい」と話していた。
そんな2人にエヴァさんは「萌えは“burning passion”です」と説明していた。
「ずっと日本にいたい」。彼女は目を輝かせながらそう語った。秋葉原には、外国人
メイドは彼女のほかに、「ミアカフェ」にもアメリカ人と韓国人がいるそうだ。
◇
取材中、ビンビン伝わってきたのがエヴァさんの「オタク文化への愛」だ。国内では
賛否両論あるのに、外国にはこんなに「かっこいい」とのイメージで伝わっている
さらに、あこがれを抱いて来日し、世界との架け橋になろうとしている人がいる。
3月26日付産経新聞1面コラムで漫画家のさかもと未明さんも指摘しているとおり、
日本の漫画やアニメが欧米を圧巻させたのは「非合理な勤勉さとものづくりへの執念」だった。
今回の取材を通して、外国人を動かす日本人の精神文化のパワーに改めて誇りを覚えた。
ソース:MSN産経ニュース(2008.4.7 13:36)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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画像:珍しい外国人のメイド・エヴァさん(右)とカリスマメイド・hitomiさん=東京・秋葉原の@home cafe
URLリンク(sankei.jp.msn.com)