08/04/06 23:24:41 株 BE:7614465-PLT(16082)
元福島県郡山市職員の大河原さんが、市役所食堂で使われた割りばし
7382本で、長さ約4メートルのカナディアンカヌーをつくった。現職時代は
主に林業担当。木とは縁が深く、木のカヌー作りが趣味だった。退職後、
カヌー工房を開いたが、使用後に捨てられる運命の割りばしに心を痛め、
リサイクルした。5月に猪苗代湖で進水式をする。
職員時代、毎日捨てられる割りばしを「もったいない」と思っていた。退職する
2年前の04年、食堂従業員に「カヌーを作りたい。捨てないで取っておいて」と
頼んだ。週1回ほどの割合で、段ボール箱いっぱいの割りばしを受け取った。
約1万5千本が集まった昨年5月から取りかかった。洗ってから乾かすと、
しなってしまうため、日陰で半年保管してから使った。
真っ二つにきれいに割れたものだけを、1本1本を木工用ボンドでつなぎ合わせて
板状にした。一般に使われるスギ材と比べると、約4倍も時間がかかった。
ガラスクロスを張り、ポリエステル樹脂を塗るなどして表面を強化。延べ約100日
をかけ、1月中旬に完成させた。重さは約30キロ。材質の関係でスギ材製に比べ、
8~9キロ重い。が、大河原さんは「絶対に浮かぶ」と自信たっぷりだ。
カヌー作りに魅せられたのは45歳のころ。同僚らと埼玉県内にあるカヌーの工房
を訪れたのがきっかけだった。仕事柄、木は建材用に育て、柱など「直線」として
使うのが当然と思っていた。工房で「丸み」を生かした材木があることを知ってからという。
当時はプラモデルも、日曜大工もやったことがなかった。もの作りは「小学校の工作以来」
という大河原さんだったが、一念発起して取り組んだ最初のカヌーを休みの週末を利用し、
半年かけて作り上げた。以来、退職までにスギ材などでシーカヤックなど7艇を作り、
割りばしカヌーは8艇目になる。
「郡山カヌー工房」で、現在、3組の生徒に教えている大河原さんは「木は考えように
よっては何回でも使える。ごみにして燃やされるだけの割りばしも、再利用の仕方は
あるんです」と話している。
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URLリンク(www.asahi.com)
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