08/02/01 00:04:43
ビジネスの場で眼鏡を掛ける女性が増えている。
「男性(の器量)は眼鏡で三分上がる、女性は三分下がる」などと言われたのは昔の話。
眼鏡によって知的でセンスの良いビジネスウーマンを自ら演出、「三分上げる」時代に変わってきた。
「仕事場で眼鏡の女性が増え、全く違和感がなくなってきた」。
インターネット広告会社サイバー・コミュニケーションズ営業担当の小松敦子さん(33)は昨年、
コンタクトレンズ派から“転身”、眼鏡を掛ける頻度を上げた。
「目尻が上がっていてきつい印象」と自己分析する小松さんは、イメージを変えようと6万円で
海外ブランドを購入した。「足りない部分を眼鏡が補ってくれる」と満足そうだ。
今後は数を増やし、営業先の雰囲気によって眼鏡を替えてみたいと話す。
同社の滝本静さん(32)は2年前から、仕事の場で積極的に掛けるようになった。
1~3万円の6個を持つ。いま仕事用で使っているのは、こげ茶の落ち着いた色のフレームだが、
内側は黒と黄色のヒョウ柄だ。
「『情熱は内に秘める』という仕事への意気込みを表す」。眼鏡は働く女性の戦闘服の一部というわけだ。
主に20~30歳代を中心に支持を集める眼鏡メーカー「フォーナインズ」(東京)は、ここ数年、
女性用眼鏡の種類を増やしている。ビジネスシーンで眼鏡を掛ける若い女性客が増えてきているからだ。
同社によると、約10年おきにやって来る眼鏡ブームのたびに、少しずつ女性の愛用者が増加。
今のブームは、女性に広く浸透しているのが大きな特徴だ。
眼鏡で「知性」をアピールする女性タレントがメディアに露出する機会も増えた。
女性が仕事場や人前で眼鏡を掛けることへの抵抗感も徐々に薄れている。
また、空気が乾燥しがちなオフィス環境と花粉症の広がりでコンタクトレンズを敬遠する人もおり、
それがブームに拍車をかけているようだ。
同社広報部は「仕事を持つ、特に若い女性は、知的で、年齢より落ち着いたイメージを相手に与えたい
という理由で、コンタクトから眼鏡に替える人が多いようだ」と説明する。
「きちんと服を着こなすビジネスウーマンが眼鏡を掛けると、さらにイメージは良くなる」
そう語るのは、個人相手にファッションをアドバイスするパーソナルスタイリストの三好凛佳さん。
ここ数年、仕事で掛ける眼鏡のコーディネートを求める女性が増えてきたという。
そんな時は「服装と顔の形、肌の色に合ったフレームの形や色を選ぶこと」に気を付けて助言する。
例えば、普段スーツが多い人は、あまりくだけた感じにならないよう、フレームはメタルか細めのセルタイプなどを勧める。
知的な印象を与えたいなら、天地幅の狭いフレームに。明るい色は避け、落ち着いた色にするとより効果的だという。
三好さんは「顔の形に合わないと、眼鏡だけが強調されてしまう。化粧を手抜きして眼鏡で隠そうとすると、
むしろマイナスイメージを増幅する」とも指摘する。
フォーナインズ広報部の井上益美さんは「眼鏡選びは休日が多いはずだが、来店時はできるだけ仕事で着る服と
近い服装で。店員がイメージをつかむとビジネスシーンに合った眼鏡を提案しやすくなる」とアドバイスする。
◆眼鏡を選ぶ際の注意点
・眼鏡はその人の印象を大きく左右するという意識を持つ
・スーツが多い人のフレームはメタルか細めのセルに
・服装と顔の形、肌の色に合ったフレームの形や色を選ぶ
・休日に眼鏡を買いに行く場合は、仕事で着る服と近い服装で
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