08/01/01 09:49:38
新年にあたり、宮内庁は天皇、皇后両陛下が昨年中に詠まれたお歌のうち、
計8首を発表した。両陛下とも、昨年5月にリンネ生誕300年記念行事出席のため
訪問したスウェーデン・ウプサラや、福岡県西方沖地震の復興状況視察で訪れた
玄界島での思いをお歌に託された。また天皇陛下は、昨年7月に起きた
新潟県中越沖地震の被災者を気遣った心情も詠まれた。
■天皇陛下 5首
〈大相撲1月場所〉
外国(とつくに)の力士も交じり競ひ合ふ年の初めの相撲楽しき
〈リンネ生誕300年にあたりウプサラを訪ふ〉
二名法作りしリンネしのびつつスウェーデンの君とここに来たりつ
〈ラトビア占領博物館〉
シベリアの凍てつく土地にとらはれし我が軍人(いくさびと)もかく過しけむ
〈新潟県中越沖地震〉
被災せし新潟の人はいかにあらむ暑さ厳しきこの夏の日に
〈福岡県西方沖地震より2年半余玄界島を訪ねて〉
なゐにより被災せし子ら我ら迎へ島鷹太鼓の撥(ばち)掲(かか)げ待つ
■皇后さま 3首
〈リンネ生誕300周年〉
自らも学究(がくきう)にまして来(き)給(たま)へりリンネを祝ふウプサラの地に
〈玄界島〉
洋中(わたなか)の小さき陸(くが)よ四(し)百余の人いま住むを思ひつつ去る
〈滋賀県「豊かな海づくり大会」〉
手渡しし葭(よし)の苗束若人の腕に抱(いだ)かれ湖(うみ)渡りゆく
=原文のまま
ソースは
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