07/08/13 12:48:35
13日の夕食を東京・渋谷や恵比寿でとる人の中には、お箸(はし)が左右逆向きに
置かれ、普段と勝手が違うのに戸惑う人がいるかもしれない。日常生活で何かと
不便を強いられる「左利き」の人たち。その気持ちになることで「右(right)こそ正しい
(right)と思いがちな世の中を、見つめ直そう」と呼びかける試みだ。
企画には東京・渋谷の「DexeeDiner渋谷店」など4軒のカフェやレストランが参加する。
店員がそっと置く箸袋の裏には、「イライラしましたか。実は左利きの人は毎日そんな
気分なのです」というメッセージが書かれている仕掛けだ。
発案したのは東京都渋谷区の広告会社「デザインバーコード」代表で、自らも左利き
の吉田稔さん(36)ら。幼稚園時代に習字教室に通わされ、文字だけは右利きになったが、
それ以外は左利き。はさみなどを左手で使いこなそうと苦労したおかげで、指先は器用
になったという。
それでも世間は、吉田さんたち少数派にとっては住みにくい。自動改札機、手持ちの
ビデオカメラ、パソコンのマウス、自動販売機の右側にある投入口……。
「日常風景に右利きが正しいという価値観がしみこんでいる。左利きの視点を多数派が
取り込むことで、社会はよりやさしく豊かになるはず」と吉田さん。13日は英国の団体
「The Left-Handers Club」が「左利きの日」と決めているのにならった。
賛同した恵比寿のカフェ「ura.」の田中旬店長(31)も左利きだ。「不便を感じながらも、
右利き向けのモノが当たり前だと思っていた」という。「お客さんとの会話がはずむきっか
けにもなればうれしい」
箸袋には「感想を『左手』でお書きの上、お店に残してください」とも。集まった感想は
プロジェクトのホームページ(http://www.d―barcode.com/lefteous)で紹介
する予定だ。
URLリンク(www.asahi.com)
関連すれ
【グッズ】左利き、苦にならない 専用グッズ、いろいろ[07/06/17]
スレリンク(femnewsplus板)