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県警の村主さん全国大会へ 青年警察職員意見発表会
名古屋市内で六日にあった若手警察官による「中部管区内青年警察職員意見発表会」で最優秀賞を受賞した県警国際捜査課の村主(すぐり)恭子巡査長(26)が十二日、優秀賞となった四日市北署の伊藤靖子巡査(26)とともに大庭靖彦本部長に結果を報告した。
十月の全国大会でも、張り切って自分の思いを発表する。
県代表の最優秀賞は、一九八九年以来。
村主巡査長は幼いころから外国語が好きで、大学ではスペイン語を専攻。
「来日外国人を助けたい」と警察官になった。
発表した内容は、二年ほど前、前任の四日市南署の交番勤務で、巡回先のアパートに住むブラジル人夫婦に出合ったことが発端。
村主巡査長はポルトガル語と語源のよく似たスペイン語で「何かあったら交番に来て」と呼び掛けた。
数日後、「妻が妊娠し、病院に行きたいのだがバスの乗り方が分からない」と夫婦が交番を頼ってきた時、バス停まで案内。
その後、妻が赤ちゃんを連れて「あのときは本当にありがとう」と交番を訪れた。
「外国人の犯罪を摘発するだけでなく、国民性の違いを理解し共生を目指すことが大事」とあらためて感じ、その思いを発表しての栄冠だった。
国際捜査課では外国人の電話相談や通訳などの業務を担当する村主巡査長。
「外国人との共生社会を目指すという思いは、今後も変わらない」と力を込める。
全国大会は十月二十四日、東京で開かれる。
村主巡査長は「力いっぱい練習して臨みたい」と話している。
(宇田薫)
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賞状を手に笑顔を見せる村主さん=県警本部で
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