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スイスで金魚を飼っている人は、金魚を生きたままトイレに流して処分することはできなくなった。
1日に発効した厳格な動物保護法は、金魚を処分する場合は「尊厳死」させることを
規定しているからだ。同法によると、「金魚を叩いて気絶させ、殺したあとで、捨てること」
が正しい処分の仕方だ。
同法は、ペット、家畜、実験用動物、そして動物園やサーカスの動物たちの扱い方を
詳細に規定している。
釣りをする場合、「キャッチ・アンド・リリース(釣った魚を再び戻す行為)」や生きた魚を
餌に使用することは禁止になった。セキセイインコやハムスターを1匹だけで飼うことも
違法行為となる。ヒツジやヤギを1頭だけ隔離して飼育するのも違法で、同種の動物が
目で見える範囲にいなければならない。
猟犬の飼い主に対しては、人を噛まない犬にするための正しい育て方に関する特別講習を
義務づける。また、ペットの犬をファッション・アクセサリーとして「カスタマイズ」するため、
しっぽや耳をトリミングするのも、「垂れ耳」にするための整形手術を受けさせるのも、厳禁だ。
だが、動物たち自身は、こうした規定すべてを心から歓迎しているのだろうか。例えばブタは、
泥の中で寝転がっている時がいちばん幸せだと言われる。だが、そんなブタたちも
シャワーを浴びて身ぎれいになる法的権利を持つことになったのだ。
ソース:AFP BB News
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