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大阪港国際フェリーターミナル(大阪市住之江区)で6月、韓国・釜山からの定期船に
乗ってきた男が入国審査を受けずに、貨物ゲートから不法入国していたことが12日、分かった。
事件があったのは大阪市で6月13、14両日に開催された主要国(G8)財務相会合の約10日前で、
警備の甘さが露呈したかたち。男は乗船名簿から50代の韓国人とみられ、大阪府警は入管難民法
違反容疑で行方を追っている。
法務省によると、昨年、船舶による不法入国で摘発されたのは約2000人。コンテナ貨物に紛れたり、
偽造パスポートを使ったりするケースが多く、今回のような手口はまれという。
港湾局は「警備員の危機意識が低かった。指導不足だった」と釈明している。
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