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福岡市は25日、日本料理店「なだ万福岡店」(同市博多区)で飲食した女性23人が
下痢や発熱などを訴え、うち10人から赤痢菌が検出されたと発表した。女性(19)1人
が入院中、ほかの22人は快方に向かっているという。
市は集団食中毒と断定、同店に25日午後5時から24時間の営業停止を命じた。
福岡市によると、市内の専門学校の生徒と講師計35人が18日午後、同店で刺し身
などのコース料理を食べ、うち19―25歳の23人に症状が出た。授業の一環で食事
のマナーを学ぶためだったという。
23日に入院中の女性から赤痢菌が最初に検出された。福岡市が従業員の検便を行
うなどして感染経路を調べている。
なだ万福岡店は「マニュアルに沿い衛生管理には気を付けていた。体調を崩した方に
は迷惑をかけ申し訳ない。今後一層気を付けたい」としている。なだ万は東京に本店が
あり、国内25店舗を展開している。
福岡市によると、国内で赤痢菌が原因で食中毒が発生したのは2006年9月以来という。
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