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日本代表W杯3次予選直前合宿(5日、マスカット)日本代表は、7日のW杯アジア3次予選・
オマーン戦に向け、マスカット市内で2日目の練習を行った。酷暑が続く同地だが、試合会場の
ロイヤル・ポリス競技場が直射日光を浴びる“過酷環境”であることが判明。山の陰になり
思いのほか過ごしやすい練習場に笑顔を見せる選手に対し、岡田武史監督(51)は
「きょうのように涼しいと思うな!」などと、猛烈に喝を食らわした。
こんなもんだと思ったら大間違い。地元クラブの本拠地で行われた練習前、
岡田監督の怒声が円陣にこだました。
「試合会場は直射日光が当たる。きょうのように涼しくはないぞ!」
5日も日中は45度を超える猛暑となったオマーン。それが切り立った山の麓の練習場は、
試合時間の午後5時15分には完全に山の陰に入り34度。「涼しいじゃん」。
MF中村俊がいえば、FW玉田も「空港に着いた時は(猛暑で)帰ろうかと思ったけど、
風もあるしそこまでじゃない」とホッとした笑顔を見せた。
ところが、試合会場のロイヤル・ポリス競技場は近くに遮蔽(しゃへい)物がなく、
直射日光にさらされる環境だ。サンケイスポーツが計測した同会場の5日午後1時の
ピッチ上気温は何と52度。立っているのも辛い状況だった。
日本のテレビ中継の関係で決まった試合時間だが、この時期のオマーンのリーグ戦は
早くても午後7時開始。「(午後5時15分開始は)ありえない時間帯だ。初めはオマーン側の
策略だと思った」と現地在留邦人。しかも会場は遠くに山を望む盆地状の場所で、
「風もほとんど吹かない。夜は湿度も上がり、さらにキツくなる」と地元テレビ関係者は
警告する。
そんな過酷環境だからこそ、事前にスタッフを派遣していた岡田監督は練習で
喝を食らわしたのだ。オマーン日本国大使館は、日本からの観戦者が宿泊する施設の
各部屋に「注意事項」を列記した紙を配布。そこには、まず熱中症への注意が明記されていた。
「対策? 水分を多く取るとかしているが、一番は涼しくなること」。指揮官の言葉に、
過酷なアウェーの戦いが象徴された。監督解任で混乱するオマーンだが、この気候を
味方につけるだけに油断はできない。
(志田健)
サンケイスポーツ
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