08/05/30 18:06:45 0
テレビをみていて、関西弁について改めて考えさせられた。所属事務所から
契約解除を突きつけられたボクシングの亀田父、史郎氏の「独占インタビュー」だ。
とてもインタビューと呼べる代物ではなかったけれども。
--今回の問題について、家族では何か話されましたか
「なんで、あんたに家族のこといわれなあかんの。あんたが、わしの家族に
何かしてくれんの。わしもあんたの家族に興味ないし」
--(セコンド資格の停止処分を科された)内藤戦について
「すんだことなんでふりかえらなあかんね、過去のことごちゃごちゃ言うて、
あんた男らしないな」
しゃべりたくないなら、取材に応じなかったらいいのに…と不快感を抱いた方も
多かったと思う。ただ、発言内容を吟味すると、そんなにむちゃくちゃなことを
言っているわけではない。試しに標準語にしてみると…
「どうして私の家族のことをあなたに説明する必要がありますか?
私はあなたの家族に興味はありませんし」
「過去のことは振り返りたくありません。男らしさについて考えたことは?」
俗に言う関西弁という言葉の威力が、ここにあるように思う。本人の意図はともかく、
どうも乱暴感、投げやり感を感じないわけにはいかない。関西で生まれ育ち、
去年から初の東京勤務になった記者にとって、自分の言葉が周囲に
どう受け止められているか、大いに参考になった。(井上雅雄)
産経新聞
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