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昨年に国内で新たに判明したHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者、
エイズ患者が過去最多の計1500人にのぼったことが20日、
厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめで分かった。
年間のHIV感染・エイズ患者数が1000人を超えるのは4年連続。
動向委は「感染者は東京を中心とする関東に加え、
関西や東海などの大都市での増加傾向が見られた。
地域の実情に応じた対策が望まれる」としている。
まとめによると、新規HIV感染者は、前年比130人増の1082人、
新規エイズ患者数は、同12人増の418人だった。
感染者を年齢別でみると、20~30代の増加が目立ち、40代も増加した。
感染者の約95%が男性だった。
感染経路で最も多かったのは、同性間の性的接触が729人。
異性間の性的接触が221人で続いた。
献血者10万人当たりのHIV陽性者数も2.065人で過去最高を記録。
「関西の大都市で陽性者率が高かった」(動向委)という。
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