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人材派遣大手グッドウィル・グループ(GWG)は11日、創業者の折口雅博会長(46)と、
川上真一郎社長(44)が経営悪化の責任を取って退任し、後任の社長には社外取締役の
堀井慎一氏(71)が就任する方針を固めた。
主力取引銀行のみずほ銀行は、グループ中核企業のグッドウィルなどに対する1000億円超の貸出債権を、
最終的には米投資ファンドのサーベラスと、米証券大手モルガン・スタンレーを加えた
2社連合に売却する方針。折口会長は渡米してサーベラスなどと接触した際、
引責辞任を求められたようだ。
サーベラスなど2社連合側は、買い取った債権の一部を普通株と優先株に転換し、
転換後に筆頭株主になる見込みだ。GWGは今後、2社連合の支援下で再建を目指す。
子会社の日雇い派遣大手「グッドウィル」が今年1月、違法派遣を繰り返したとして
厚生労働省から事業停止命令を受けたことから、GWGの信用力が低下。2007年12月中間連結決算では、
営業損益が13億円の赤字に転落した。
折口会長は1995年に人材派遣会社グッドウィルを設立し、軽作業の日雇い派遣を中心に業績を拡大。
コムスンを子会社化するなど介護保険制度導入に合わせ事業を急展開し、
数年で訪問介護最大手に押し上げた。
ソース:nikkansports.com
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