08/03/11 11:52:27 0 BE:317906126-2BP(7072)
不動産賃貸業や貸金業のグループ会社を興した亡父の遺産約59億3000万円を隠し、
相続税では過去最高の約28億6000万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、
相続税法違反容疑で、長女の会社役員李初枝(64)=大阪市生野区=と四女の同李淑子(55)=同=両容疑者を逮捕。
大阪国税局と合同で、自宅やグループ会社など関係先10カ所を家宅捜索した。
これまで相続税の脱税では、大阪地検が2006年に摘発した大阪府守口市の
「トモエタクシー」創業者の長男による約24億9000万円(起訴時)が最高だった。
調べでは、初枝容疑者らは04年10月に87歳で死亡した父から75億円以上の遺産を相続したが、
うち約59億3000万円を申告から除外。相続税約28億6000万円を免れた疑い。
関係者によると、父は死亡する数年前から病気がちで、当時から初枝容疑者らが父の銀行口座から繰り返し現金を引き出していた。
初枝容疑者の自宅ガレージからは、段ボール数十箱に詰められた50億円以上の札束が見つかったという。
グループ会社は、不動産賃貸業「光南興業」(大阪市中央区)や貸金業「東海商事」(生野区)など8社。
法人登記や信用調査会社によると、1954―70年に実父が創業した。資本金はいずれも1000万円。
父の死後は、生前から役員を務めていた長女の初枝容疑者が8社すべての代表取締役としてグループを経営。
ほかの役員も淑子容疑者ら親族で占められている。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)