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オーストラリアのデイリー・テレグラフ紙Daily Telegraphのウェブサイトが、本日21日午前0:00に、
日本人対する蔑称とされる「ジャップ」(Japs)という単語を使った記事を配信しました。
デイリー・テレグラフ紙はシドニーのあるニューサウスウェールズ州ではシドニー・モーニング・
ヘラルド紙Sydney Morning Heraldに並ぶ最も大きな新聞で、40万部の発行部数で
120万人の読者がいるとされている大衆紙です。
発行はnews.com社で、オーストラリアをはじめ世界にネットワークをもつ、かのメディア王、
ルパート・マードックが所有する企業です。
この新聞は、オーストラリア国内において反捕鯨の急先鋒としてキャンペーンを行っています。
■デイリーテレグラフ紙の反捕鯨キャンペーンページ
URLリンク(www.news.com.au)
さすがに朝には「ジャパニーズ」(Japanese)と改められ、タイトルは
"Japs turn backs on slaughter" ジャップ、殺戮に背を向ける
から
"Japanese turn backs on whaling" 日本人、捕鯨に背を向ける
へ改められましたが、この編集部の雰囲気を垣間見たようで不安を感じます。
ちなみに、この記事は署名記事ではありませんでした。
"Jap"は元来が日本(Japan)あるいは日本人(Japanese)の略語ですが、
現在では良識ある人々は決して使わないものですし、メディアで使われることはありません。
代わりに"Jpn"を使うのが一般化しています。
"Jap"が略称として使用されることもありますが、この問題の記事のタイトルについては
「これは略称だった」といういい逃れはできないと思います。なぜなら"Japs"と複数形で
使用しているからです。
これは、"Jap"を略称としてではなく、「日本人の蔑称(ジャップ)の複数」として使った表現者の
意識を明瞭に表しています。
URLリンク(news.eaozora.com)