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今回の事件では、兵庫県の家族が1月初めに入院した時点で、殺虫剤の成分の混入を疑わせる
重要な情報があったのにかかわらず、ファックスの送信ミスによって生かされていなかったことが
わかりました。
重要な情報が生かされなかったのは、1月5日に冷凍ギョーザを食べた兵庫県高砂市の家族3人が、
下痢やおう吐などの症状を訴えて一時、入院したケースです。兵庫県は、3人に瞳孔が縮むなどの
有機リン系の中毒に似た症状が出ているという医師の診断に注目し、2日後の1月7日、
「ジェイティフーズ」の本社がある東京都にファックスで4枚の情報を送りました。
その4枚目には、血中のコリンエステラーゼが低く瞳孔が縮むといった、有機リン系の中毒に似た症状が
出ていると明記されていました。東京都は、この情報をその日のうちにファックスで
「ジェイティフーズ」を管轄する品川区や品川保健センターに伝えていましたが、
ファックスの送信ミスで、重要な情報が書かれている4枚目は送られていませんでした。
結局、殺虫剤の成分の混入を疑わせる重要な情報は、きわめて初歩的なミスによって生かされないまま、
千葉県市川市で5歳の女の子が一時重体となった3件目の被害を防ぐことができませんでした。
これについて東京都は、31日夕方の記者会見で「有機リン中毒の症状が疑われることは
電話では品川区に連絡したと思うが、ファックスのミスがあったことは事実で、申し訳ない」と陳謝しました。
ソース:NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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