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韓国法務省は１１日、女性信者に性的暴行をしたとして中国で拘束中の韓国カルト集団「摂理」の教祖、
鄭明析（チョン・ミョンソク）容疑者（６２）について、「中国政府が送還を決定した」と明らかにした。
鄭容疑者は近く引き渡され、韓国で訴追される見通しとなった。
韓国法務省によると、中国政府は７日付で送還を決定。
聯合ニュースによれば、ソウル中央地検は決定を受け、被害女性から被害状況や処罰意思を再確認するなど本格捜査を再開した。
鄭容疑者は１９８０年ごろ、「摂理」を創設。韓国では９９年にテレビ番組で鄭容疑者による暴行被害が明らかになり、
鄭容疑者は国外に逃亡したが、昨年５月に中国で拘束された。
８７年ごろには日本にも進出し、鄭容疑者から性的暴行を受けた日本人女性は１００人以上に上るとされる。
一方、韓国の大法院（最高裁）は１１日、
性的被害を受けたとして元信者の日本人女性ら２人が鄭容疑者を相手取って起こしていた損害賠償訴訟で、
日本人女性に１０００万ウォン（約１１６万円）、韓国人女性に５０００万ウォン（約５８０万円）を支払うよう鄭容疑者に命じた原審判決を確定した。
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