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大阪府内の今年のひったくり発生件数が１１月末時点で４３０３件となり、１５年ぶりに年間５０００件を下回る
見通しになったことが、大阪府警の調べでわかった。常習グループの摘発や防犯ＣＭの制作などが奏功したという。
ただ、東京都とはまだ約１７００件の差があり、３２年連続の全国ワースト１は確実で、府警は「早く汚名返上を
果たしたい」としている。
府警は今年、門真市の少年グループを逮捕するなど常習犯の摘発を強化。「（周囲に注意するため）歩行中の
携帯電話は控えて」などと呼びかけるＣＭを大阪、吹田市などで放送した結果、１１月末時点で前年同期を
約１４％も下回った。
大阪では、路上強盗や自動車盗、車上狙いなどの発生件数も全国最悪レベルで、府警は「ひったくり対策を
継続することで、他の街頭犯罪の抑止につなげたい」としている。
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