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宇都宮の会社 特殊処理の装置開発
電気機器修理製造サービスの鈴矢電機サービス(宇都宮市)と水処理関連メーカーの
山菱工業(東京都千代田区)などは、重油など燃料油と水を混ぜ合わせた水成燃料を
製造する装置を開発した。燃料油と水を特殊処理することで燃焼効率を高めたのが特徴で、
原油価格が高騰する中、新たな省エネ燃料として注目を集めそうだ。
燃料油に水を混ぜた「エマルジョン燃料」と呼ばれる従来型の混合燃料は、通常、特殊な添加剤が必要で
コストがかさむなどの欠点があった。新燃料は、加熱圧縮空気を噴射した際に発生する電磁波で油と水を活性化させ、
専用のミキサーで油の中に活性水を混ぜ合わせることで生成する。
このため、通常は添加剤が不要で、水を「可燃剤」とすることで二酸化炭素や窒素酸化物の排出を減らし、
環境にも優しいという。現在、特許を出願中だ。
ハウス暖房用のボイラーを使って重油50%、水50%の割合で混ぜた新燃料の燃焼実験をしたところ、
煙も出ず、ノズル面積を半分にしても必要な燃焼カロリーが得られたという。
生成装置は縦0・9メートル、横1・8メートル、高さ2メートルのユニット型で
1時間あたり約2キロ・リットルの新燃料が生成できる。装置の販売は行わず、
山菱工業が運転管理を行い、重油を大量に使う漁協やハウス農家、工場などから生成料を徴収する。
(2008年9月5日 読売新聞)
▽ソース:YOMIURI ONLINE
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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