【労働環境】IT人材不足の要因は「産業構造」「育成環境」「育成機会」[08/29]at BIZPLUS
【労働環境】IT人材不足の要因は「産業構造」「育成環境」「育成機会」[08/29] - 暇つぶし2ch1:( ´,_ゝ`)( ´,_ゝ`)( ´,_ゝ`) φ ★
08/08/29 19:37:40 BE:1392955676-PLT(15001)
「高度ICT人材の不足は、産業構造と人材育成環境、人材育成機会の3つに問題があるから」―
総務省情報流通行政局情報通信利用促進課長の平林正吉氏は8月29日、「CompTIA Breakaway Japan 2008」の
基調講演でそう語った。
講演のテーマは「高度ICT人材の育成に向けて」。平林氏はまず日本の情報化戦略に触れ、
「IT基盤の整備の1つとして、世界に通用する高度ICT人材の育成が重要」とした。ICT人材の現状は
「50万人ほど不足している。特に、高度ICT人材の不足数は約35万人」だという。高度ICT人材は
技術系(プロジェクトマネージャ、上級システム設計・開発など)とマネジメント系(CIO、CTO、
システム企画など)に分かれるとし、特にマネジメント系の不足が著しいと平林氏は強調した。
プロジェクトマネージャやITアーキテクト、CIOなどは特に産学官が連携して育成に取り組む必要があると
平林氏は説明。一方でICT人材の裾野を広げるために、初等・中等教育における情報リテラシー教育も
重要であるとした。
現在の人材の不足の原因として平林氏は、「産業構造」「人材の活躍の場(人材育成環境)」
「人材の育成の場(人材育成機会)」の3点に問題があると指摘した。それぞれの具体的な課題点は下記の通り。
▼産業構造
 ●ICT企業
  ・国内企業からのオーダーメイド型の受託開発中心
  ・人月単価主義
  ・分化・分業が不十分
  ・多重下請け構造
  ・オフショア化の進展
 ●ICT利用企業など
  ・新たな付加価値を創造するようなICT利活用が不十分
  ・人材の質的な不足による、ICT投資の高コスト化
▼人材の活躍の場(人材育成環境)
 ●ICT企業
  ・長時間労働の慢性化などにより、人材育成のための時間確保が不十分
  ・OJT、OFF-JT機会の減少
  ・能力に応じた適正な処遇が不十分
  ・キャリアパスが不明確
 ●ICT利用企業など
  ・マネジメント層のICT部門、ICT人材への理解・評価が不十分
  ・ICT部門の子会社化などにより、企業内人材の不足および質の維持が困難
▼人材の育成の場(人材育成機会)
 ●中等教育まで
  ・ICTの社会的意義・魅力・ICTリテラシーの習得が不十分
  ・ソフトスキル(コミュニケーション能力など)の不足
 ●高等教育機関
  ・産業界側のニーズとのミスマッチ(実務上必要なICTに関する基礎知識・スキルなどの習得が不十分)
  ・研究重視の風潮
  ・産業界出身の人材受け入れ体制が不十分
 ●研修事業者
  ・地方・中小事業者における講師の不足
平林氏はこうした問題があることで高度ICT人材が自立的に輩出されないために、
人材不足に陥ると説明。高度ICT人材が自立的に輩出されるメカニズムの構築が
必要であるとした。これらのうち、平林氏は特に「人材育成機会の充実」について
フォーカス。PBL(Problem Based Learning:問題解決型学習)教材の作成や、
高度ICT人材育成について研究と議論を行う「ナショナルセンター的機能」を持った
場の創出を行っていくと説明した。

@IT URLリンク(www.atmarkit.co.jp)


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