08/08/17 07:50:51
若者の余暇の過ごし方が「貧困化」していることが、社会経済生産性本部の08年版
「レジャー白書」で分かった。余暇の楽しみ方の種類が、10代は10年間で3割近く減った。
生産性本部は、将来のレジャー産業の市場規模を縮小させる可能性があると指摘している。
調査は15歳以上の男女3000人を対象に実施。07年の1年間に旅行、ドライブ、カラオケ、
外食など計91種類の代表的な余暇活動に何回参加、経験したか聞き、10年前の調査と比較した。
10代の若者が、1年間に1回以上経験した余暇活動は15.6種類。10年前より6種類減った。
減少傾向は全世代でみられたが、10代~30代が顕著だった。
白書は、若者が携帯電話のメールやインターネットに時間を割き、「余暇スタイルに
大きな変化が生じている」と分析。賃金の抑制によって可処分所得が増えず、親が子に様々な
経験をさせていないことも、余暇の過ごし方の「貧困化」を招いた一因と指摘している。
一方、07年は06年と比べると、国内観光旅行が伸び悩んだ。動物園、遊園地など近場の
行楽は人気で、新型ハードが好調だったテレビゲームをして過ごす人も増えた。
余暇の時間や費やすお金については、派遣やパート労働の増加や団塊世代の退職などを
背景に、「ゆとり」が増える人と減る人の二極化がみられ、「格差が広がってきている状況が
うかがわれる」としている。
余暇時間が「増えた」とする人は16.3%で、前年より2.5ポイント増え、92年から続いた
減少傾向に歯止めがかかった。一方、「減った」とする人も27.8%で前年より0.9ポイント
増えた。余暇活動への支出も同じような二極化傾向がみられた。(久保智)
▽News Source asahi.com 2008年8月17日1時39分
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遊園地など近場の行楽は人気という
▽社会経済生産性本部
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▽レジャー白書2008 ~「選択投資型余暇」の時代
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