08/08/27 04:10:28 KRr6okNL
拡張案とは、
駐車場を削って増床するショッピングモールのようなもの。
駐車場が余っていればいいが、駐車場に余裕がないのに増床だけしても、
結局お客さんは入れない。
滑走路を増やす以上、長辺3000m以上にわたって、
210m間隔で滑走路に挟まれた部分が新たに出てくるはずであり、
非計器進入だから滑走路-誘導路の間隔が狭くできるといっても、
40ha以上は物理的に面積を増やさざるをえないはず。
なのに、拡張面積が30ha未満では、実質的に面積減であり、
必要なスポットなどが確保されないのは明白。
今でもスポットなどが思いっきり余ってればいいが、
実際は滑走路処理容量以前にスポット容量が足りず、
福岡空港の能力を制約している状態。
滑走路を増やす前にスポットを増やす方が先。
このことは、
新規参入を防ぎ運賃を吊り上げ
アクセスのいい現空港で楽に商売をしたいがために
新空港に反対しているはずの上層部の意向を知らなかったのか、
JALオペレーションが本当のことを正直に書いてくれている。
空港論 - 国際空港を中心として
㈱日本航空インターナショナル
オペレーション業務部 マネジャー 村島 昭平
空港容量(Capacity)の面からもSpot数は重要である。
空港容量はターミナルCapacity(取扱い貨客数)、Rway Capacity/ATC Capacity(発着回数)ならびにSpot Capacity(駐機能力)の3要素からなるが、
Spot数の制約のため、全体的Capacityに制約がある例としては、ロンドン・ヒースロー、パリ・シャルル・ド・ゴール、名古屋、福岡等多くにのぼる。
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