08/08/21 01:18:45 mBy+D89M
航空機事故の約8割は離陸時・着陸時に起きます。
国内での航空機事故も,離着陸時以外の事故といえば85年の御巣鷹山の日航機墜落事故くらいで,
82年の羽田空港での福岡発日航機の墜落,94年の名古屋空港での中華航空,96年の福岡でのガルーダなど,
やはり離着陸時がほとんどです。
海外でも,昨年起きたマレーシアやブラジルでの事故は離着陸時のものです。
航空機事故の8割を占める離着陸時に,市街地の上を飛んでいるか,海上を飛んでいるかで,
「第三者」に及ぼす影響はまるで違ってきます。
乗員や乗客が死ぬのは空港が市街地にあろうが海上にあろうが同じですが,
それ以外の「第三者に危険が降りかかってくる」という,
市街地空港の恐ろしさをしっかりと認識していただきたいと思います。
欧米で「Third Party Risk」と呼ばれるのは,このためです。
ちなみに,航空機事故発生の確率を控えめに見積もって,
100万フライト当たり0.34回
その8割が離着陸時に起きるとすると,
福岡空港の年間離着陸回数は約14万回ですから,
0.34÷100万÷2×0.8×14万=0.019回/年となり,
「52年に1回」は福岡空港周辺で航空機事故が起こり得る確率となります。
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