08/08/03 13:17:06
福岡市を中心に九州一円で１万８０００戸のマンション管理や、会員制ホテル「ロマネスク
リゾート」を運営する地場大手不動産の丸美（同市）が、福岡地裁に近く民事再生法の適用を
申請する方針であることが２日分かった。信用調査会社の東京経済福岡支社によると負債総額は
２２０億円。九州での経営破たんとしてはアリサカ（宮崎市）を抜き、今年に入り最大となる。
丸美が１日付で、管理業務を請け負うマンション管理組合の理事長に送った文書によると
「米サブプライム住宅ローン問題の影響が大きく、民事再生法適用申請を近日中に行う」として
いる。同社社員は２日、西日本新聞の取材に「何も聞いていない」と答えた。
東京経済によると、丸美は１９７６年に清掃業として設立。９６年からマンション管理を手がけ、
他業者とのマンション共同開発やリゾートホテル買収など多角化を進めた。２００８年３月期の
売上高は過去最高の１３８億９７００万円。
一方、事業拡大に伴い、借入金が増大。金融機関が融資に慎重になり、資金繰りに行き詰まった
とみられる。
同社子会社が運営する「ロマネスクリゾート」は熊本市、大分県由布市、鹿児島県霧島市の３カ所。
預託金２００万円を払えば、年間２０万円相当の無料宿泊券をもらえ、預託金はいつでも解約が
可能で全額返還される仕組み。丸美の０７年３月期決算によると預託金は９３億円。会員数は
４５００人とみられる。
丸美は、昨年から自社管理物件を投資対象に家賃収入を配当する不動産投資ファンドも組成。
１口２００万円で個人や管理組合から出資を募り、同社ホームページによると３３億円を集めて
いる。
◎丸美
URLﾘﾝｸ(www.marubi.co.jp)
◎ロマネスクリゾート
URLﾘﾝｸ(romanesque-r.jp)
◎ソース 西日本新聞
URLﾘﾝｸ(www.nishinippon.co.jp)