08/07/29 18:02:02
★WTO交渉、農業で大幅譲歩へ 道内農家に打撃、廃業危機も
世界貿易機関(WTO)閣僚会合で、農産物への高率な関税を例外的に認める「重要品目」は
大幅な削減で各国が合意する見通しだ。道内は専業農家が多く、高関税で守られるコメや
小麦、乳製品の生産では全国トップクラス。農業資材や肥・飼料などの高騰で厳しい環境の中で、
国際競争にさらされれば、生産品目によっては廃業を迫られるとの声も出ている。
道内の水稲収穫量(2007年)は60万3200トンと、新潟県に次ぎ2位だ。コメの関税品目は17品目で、
関税率は精米が778%、玄米が568%など。主食として重要品目に残る見通しとされるが、外れれば
関税は7割前後削減されることになる。
JAたきかわ米部会の伊藤幸三会長は「一般的に価格が安い米が輸入米と競合する」と指摘し、
道産米への影響が大きいとみる。関税が大幅に下がれば、「特に外食産業や菓子などの加工向けで、
道内稲作は大きな打撃をうける。廃業で荒廃地が増えれば、日本の農業は間違いなく崩壊する」と
危機感を強める。
URLリンク(www.nikkei.co.jp)