08/07/24 16:14:26
伊那毎日新聞社(向山孝一社長)は24日午前、伊那市の本社で取締役会を開き、会社の解散を決めた。
9月30日に予定している臨時株主総会で正式に決める。
上伊那地方で発行している日刊地域紙「伊那毎日新聞」は7月末付で休刊とし、事実上の廃刊となる。
同社は抵抗器製造KOA(伊那市)の子会社。
解散理由について同社は
「新聞発行では所期の目的を達した。親会社への債務が多額で、今後、黒字を見込めず返済が困難なため」としている。
同紙は1955(昭和30)年、KOA創業者で元衆院議員、参院議員の故向山一人氏が中心となって伊那市で創刊した。
現在、タブロイド判の日刊紙(月曜休刊)を発行。
発行部数は1万部弱としている。
資本金は8000万円で、KOAが発行済み株式の8割を保有している。
従業員は取締役らを除き14人。
伊那市に本社、駒ケ根市に支局がある。
同社の2008年3月期の決算によると、売上高は1億6800万円で前期比1400万円の減、当期損失は330万円で、赤字だった。
経済環境の悪化を受けて、中小法人や個人経営者らからの広告の落ち込みが響いた。
ソース:信濃毎日新聞 信毎web
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伊那毎日新聞
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