08/07/21 23:30:51
中小企業が正社員を募集する際、新卒よりも中途採用を重視する傾向にあることが
信金中央金庫総合研究所の調査で分かった。規模が小さい企業ほど中途採用の割合が多く、
収益悪化が見込まれるなか、即戦力を求める企業は今後も増えるとみられる。
全国の信金職員が6月上旬、取引先の中小企業1万5660社を対象に正社員の採用状況を聞き、
約9割の1万4072社から回答を得た。
新卒採用した企業は28.9%だったが、中途採用した企業は50.7%と半数を超えた。
規模別に見ると従業員50人以上の企業で新卒採用をした企業の割合は7割を超えたのに比べ、
5~9人の企業では18.6%、4人以下の企業では7.7%にとどまった。
その一方で中途採用を行った企業の割合は5~9人の企業で44.8%、4人以下の企業でも
17.9%に上るなど、新卒採用を大幅に上回った。
背景には人材育成への悩みがある。採用に関する課題を聞いたところ、最も多い34.1%の
企業が「人材育成」と回答。今後の採用方針では「特に決めていない」(46.9%)「機械化を進める」
(16%)などと消極的な回答も目立ったが、「中途採用を増やす」(15.6%)が、「新卒採用を増やす」
(11.2%)を上回っている。(安川嘉泰)
▽News Source asahi.com 2008年7月21日22時0分
URLリンク(www.asahi.com)
▽信金中央金庫総合研究所
URLリンク(www.scbri.jp)
▽Press Release
「正規社員の採用状況等について」 ~第132回中小企業景気動向調査の特別調査より~
URLリンク(www.scbri.jp)
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