08/08/11 23:29:05 A0XnwDRA
今の空港を拡張したら、滑走路ばっかりでエプロンの狭い歪な空港、使い勝手が悪い空港となり、
実際の容量は増えず、結局無駄な投資になってしまうでしょう。
空港能力を上げようとする場合、海外では、通常、まずはエプロンやターミナルに手を付けます。
用地拡張や騒音問題など大きな代償を伴う滑走路増設は、あくまで最終手段です。
福岡空港では、これ以上エプロンやターミナルを拡張するのは困難だから、
最終手段の滑走路に手を付けようとするのは当然といえば当然ですが、
だからといって、エプロンやターミナルが貧弱なまま、
滑走路を増設するのは愚かとしか言いようがありません。
ロンドンでは、空港容量不足状態が長く続いています。
当然ロンドンでも滑走路増設は難しいので、まずはターミナル拡張を進めています。
ヒースロー空港では、横風用の滑走路を潰してまでターミナル・エプロン用地に充てています。
(航空写真をみると横風用滑走路の残骸が見えます)
ガトウィック空港が滑走路1本運用(一応2本ありますが)ながら、あれだけ多くの処理回数を捌いているのも、
広大なエプロン・ターミナルがあるからこそであり、滑走路に無理をかけさえすれば容量を大きくできるのです。
(もちろん空域の問題なども日本・福岡に比べて問題が少ないこともありますが)
↓ ガトウィック空港の写真 ↓
URLリンク(fukuoka-airport.sakura.ne.jp)