08/07/16 15:27:21
そば屋の出前や新聞配達などのイメージが強いホンダのスーパーカブ。
1958年に発売されて、50周年。そのスーパーカブが、世界での累計生産
6000万台という記録を打ち立てた。これってどのぐらいすごい記録なの?
「自動車で最高のシリーズ生産台数を記録しているのはトヨタのカローラですが、
2005年に3000万台を超えたばかり。2輪、4輪を問わず世界で一番多く
生産されたエンジン付きの乗り物ということになりますね」(スクーター専門誌
『スクーターファン』の三上編集長)
スーパーカブが、これほどまでに世界で受け入れられた理由は何なのだろうか?
「高性能で、扱いやすく頑丈だということでしょう。燃費の良い4サイクルのエンジンは、
発売当時のライバルを圧倒する高出力でした。『そば屋が出前のときに片手で運転できる
ように』とクラッチレバーはなく、ウインカーも右手だけで操作可能。頑丈さに関しても
『オイルを入れなくても走った』、『数年間放置したのに一発でエンジンがかかった』
などの逸話があります」(同)
ちなみに現行モデルのガソリン1リットルあたりのカタログ燃費は、なんと110km。
実燃費でも60-70 kmは走るという。ガソリン価格の高騰やCO2の排出量削減という面
でも優秀な乗り物といえる。
もうひとつ、特筆すべきなのは販売戦略。
「発売の翌年、アメリカホンダを設立し、アメリカに進出しました。
バイクの本場アメリカで成功することが大切だと考えたからです」
(本田技研広報部・高山さん)
当時アメリカではバイクはメ不良の乗り物モというイメージで見られていたが、
ホンダはカップルや親子が楽しげに走る広告を展開し、「バイクはダメだけど
ホンダならいい、という母親がいたほどバイクの好感度を上昇させた」(三上編集長)
という。
従来のバイクに対するイメージを一変させたスーパーカブ。
お馴染み過ぎて見逃していたけど、実はとってもすごい乗り物だったのですねノ。
(R25編集部)
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