【農業/豪州】深刻化する干ばつ被害、豪南部の小麦農家 収穫量は3分の1[08/07/15]at BIZPLUS
【農業/豪州】深刻化する干ばつ被害、豪南部の小麦農家 収穫量は3分の1[08/07/15] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
08/07/16 11:30:46
深刻な干ばつ被害にあえいでいる。南部エア半島の農村、プーチェラの農家を訪ねた。

グレン・フィリップさん(55)は、父の代から受け継いだ小麦畑の一角にひざまずき、
土を手ですくって握り締める。「こうして握った時に土が固まれば、作物が育つのに
十分な水分があることが分かる」と説明するフィリップさん。だが、土はその指を
すり抜けて、さらさらと落ちた。空っぽの青い空を仰いでも、雨が降る兆しは見えない。
「それでも植えるしかない。ほかにどうすることもできないんだ」と、フィリップさんは
ため息をつく。

畑に異変が起きたのは2006年からだった。秋に降った大雨がぴたりとやんだ後、冬中
一滴も降らず、作物はすっかり枯れてしまった。昨年も同じことが起きて、収穫量は
豊作時の3分の1ほどに落ち込んだ。2年間の損失は50万ドル以上に達し、今年は
小麦の植え付けや、家畜のえさにかかる費用さえ工面が難しいという。
原油高騰の影響で燃料や肥料は値上がりし、苦境に追い討ちをかけている。

干ばつによる同様の被害が、オーストラリアの各地で起きている。同国は世界第3-4位の
小麦輸出国だが、06年の輸出量は前年の約半分に減り、昨年はさらにその4分の3まで
落ち込んだ。同国産小麦の1トン当たり価格は、07年初めの258ドルから、
367ドルまで高騰。主な輸出先である中東、東南アジア諸国の食料難に拍車をかける
結果となっている。

「良い小麦は、雨がほとんど降らない気候でも育つ。だが最近のように、まったく降らなく
なってしまっては無理だ」と、フィリップさんは話す。周囲では、農業に見切りをつけて
村を離れる住民が目立ち始めた。10年前は170人が通っていた地元の学校も、今は
全校生徒90人。多くの店は閉まり、今や最寄りの病院も80キロ以上離れている。

「繰り返される干ばつが、この小さな村にとどめを刺そうとしている」--フィリップさんの
農業を手伝う息子のダーシーさんは、そうつぶやく。村のほかの若者とともに、今年は
金鉱に出稼ぎに行くことを考えているという。フィリップさんもうなずいて、こう語った。
「たとえ今年の収穫が例年通りに戻ったとしても、村を出る人々の流れに歯止めは
かからないし、私たちだってそこに加わるかもしれない。こんな生活は苦しすぎるよ」

ソースは
URLリンク(www.cnn.co.jp)
乾ききった農場で、ウシにえさを与えるフィリップさん
URLリンク(www.cnn.co.jp)
依頼を受けてたてました。


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