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社説 米国の複合経済危機に歯止めを(7/20)
代表的な不動産価格指標であるケース・シラー指数は、ピークからすでに約18%下落した。
下げ止まりの気配はなく、米主要都市の住宅はなお年1割を超えるペースで下落を続けている。
金融機関はサブプライムを裏付けに組成した証券を大量に保有している。住宅価格の下落と
ローンの焦げ付き増加で、証券化商品の価格下落に歯止めがかからない。
損失はサブプライム関連にとどまらない。焦げ付きは「プライムローン」と呼ぶ比較的優良な
借り手への住宅ローンや、クレジットカード向けの与信にも広がってきた。
雇用や所得環境が悪化しローン返済能力が下がったところへ、担保となる住宅の値下がりが
追い打ちをかける。しかもガソリン価格の高騰で家計はピンチだ。「来年にかけて、プライムローン
の貸し倒れを引き当てるペースは現在の3倍になる」。総合金融大手JPモルガン・チェースの
ジェームズ・ダイモン会長が決算発表で明かした見通しは、事態の厳しさを認めたものだ。
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