08/07/15 15:14:20
日本から海外に流出した実質所得が2007年に1965億ドル(約21兆円)に達し、
世界最大の所得流出国となったことが、内閣府の調査で明らかになった。
日本に次いで所得流出が多かったのは韓国の1156億ドルで、
アメリカ、シンガポール、ドイツ、スウェーデンの順となった。
一方、原油高の恩恵を受けている中東地域
(サウジアラビア、アラブ首長国連邦など13か国)への所得流入は
06年時点で1571億ドルだった。
このほか、カナダ、オーストラリアなど「資源国」への所得流入が目立った。
実質所得の流出入額は、00年の輸出入物価を基準として計算している。
原油については、00年の価格は1バレル=30ドル前後だったが、
07年には1バレル=70ドル前後まで値上がりしたため、
差額の約40ドル分が産油国に流出した形だ。
原材料価格の上昇に伴い、日本など一次産品の輸入国から、
中東やオーストラリアなどの資源国に所得が移転している。
ソース
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