【政策】財政難図書館、不要本に埋まる…寄贈募るが多くは廃棄[07/14]at BIZPLUS
【政策】財政難図書館、不要本に埋まる…寄贈募るが多くは廃棄[07/14] - 暇つぶし2ch1:( ´,_ゝ`)( ´,_ゝ`)( ´,_ゝ`) φ ★
08/07/14 07:47:18 BE:1160796757-PLT(12200)
公立図書館がジレンマに陥っている。財政難のため最近は、貸し出し希望が多いベストセラー本も
多数は購入できない。そこで市民から寄贈を募っているが、持ち込まれるのは引っ越しなどで
不要になった本が多く、そのまま廃棄されるケースが多いのだ。関係者からは「図書館が
本の処分場になっている」との嘆きも聞かれる。
「引き取りは遠慮させてもらうかもしれません」。甲府市の市立図書館の男性職員は、
80代の女性宅を訪ねてそう説明した。本棚には、亡き夫の「形見」の本が200冊以上。
「もったいなくて捨てられない」と寄贈の申し出を受けたが、引き取ったのは50冊だけだった。
「専門的な教育本などが多く、図書館向きでなかった」という。同図書館が本の寄贈を
広く市民に呼びかけ始めたのは、昨年7月。この1年間に数千冊の寄贈の申し出があったが、
蔵書になったのは約千冊にとどまった。
千葉県の市川市中央図書館には昨年度、約3万冊が持ち込まれた。そのうち蔵書になったのは
約6千冊。その他の2万4千冊の大半はリサイクル市に提供し、一部は廃棄した。
「寄贈のピークは3~5月。引っ越しシーズンなんです」と担当者は話す。処分されるのは、
汚れや傷みが目立つ本。専門書や事典、マンガも多いという。
公立図書館が本の寄贈を募る背景には、自治体の財政難がある。日本図書館協会によると、
公立図書館1館あたりの本などの購入費は、ピークだった93年度の1617万円から07年度は1020万円に。
「予算が減って、5、6年前から寄贈を募る図書館が増えた」(事務局)という。特に集めたいのが、
貸し出し希望の多いベストセラー本。経営の効率化が進む図書館では購入図書も厳しく精査され、
同じ本は何十冊も買えないからだ。
神奈川県秦野市の市立図書館は「貸し出し予約が集中している本を寄贈いただけると助かります」と
昨年12月からホームページで呼びかけている。07年度の本・CDなどの購入予算は2162万円で、
03年度の3463万円から4割近く減少。ここ数年は、「どんなに人気がある本でも、同じ本の購入は
10冊程度まで」と徹底されている。同図書館の「予約ベスト10」(11日現在)をみると、
「ホームレス中学生」(田村裕著)は、所蔵11冊に対し予約137人。「流星の絆(きずな)」
(東野圭吾著)は、所蔵10冊に予約130人。借りるまでに半年かかる本もあるという。だが、
こうした人気がある本の寄贈は「残念ながら少ない」と担当者はいう。なぜなのか。
ある図書館の職員は「本を寄贈する人は本が好き。捨てることに罪悪感があるから、
読まない本を図書館に持ってくる」とみる。別の図書館職員も「図書館が本を捨てるのを
代行しているようなもの」と嘆く。ただ、寄贈された本を蔵書にするには、
分類や表紙のカバー加工が1冊ずつ必要になる。公立図書館は職員減も進んで
「これ以上、業務は増やせない」(ある図書館職員)ため、蔵書にする作業が追いつかず、
倉庫に山積みにしたままの本も多いという。(高野裕介)

朝日新聞 URLリンク(www.asahi.com)
     URLリンク(www2.asahi.com)


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