08/07/12 01:22:43
ダイヤモンドや金など宝飾品の価格が急騰している。
新興国の富裕層という新たなバイヤーが登場し、ドル安を嫌った投機資金も流入しているためだ。
ダイヤは米調査会社・ラパポート社発行の卸価格表が国際標準価格だが、この5年で1.5倍に
なった。競売会社サザビーズがスイスで昨年11月に開いたオークションでは、84.37カラット
(1カラット=0.2グラム)の無色ダイヤが1820万スイスフラン(約18億円)で落札された。
無色ダイヤでは1カラット当たり史上最高の落札額だった。
ダイヤ価格を押し上げているのは、ロシアや中国、産油国の富裕層による買い占め。大粒で質の
高いダイヤがなかなか市場に出回らなくなり、1年前に5カラットで3000万円だった指輪を
9000万円に値上げした宝飾品店もある。都内の宝飾店では昨年、0.3カラットのダイヤを
使った売れ筋の婚約指輪が30万円だったが、この1年で35万円に値上げされた。
ダイヤ以上に値上がりが激しいのが金。米国経済の先行き不安に伴うドル安を背景に、金融市場
から逃避した投機マネーが金価格をつり上げている。ロンドン市場の金現物価格は今年1月、
1トロイオンス(約31.1グラム)当たり865ドルをつけて28年ぶりに史上最高値を
更新した。さらに3月には1023ドルまで上昇、1年前の1.5倍に跳ね上がった。
ディスカウントリサイクルストア「コメ兵」は、昨年夏に8万円台だった30グラムの18金製
ネックレスを今月は10万円台で販売している。田中貴金属工業の金の店頭価格(1グラム当たり)
は今年3月に3300円と25年ぶりの水準に値上がりした。昔買った金地金の買い取りを求める
顧客も増えている。
◎ソース 毎日jp
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