08/07/11 23:35:50
【ニューヨーク=丸石伸一】米国の低所得者向け(サブプライム)をはじめとした
住宅ローンの焦げ付き問題の影響で、米政府系住宅金融機関2社の経営に対する不安が
強まっている。11日には米紙ニューヨーク・タイムズが、米政府が国有化を検討している
と報道。2社の株価下落に拍車がかかった。
経営状態が注目されているのは、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社
(フレディーマック)の2社。民間金融機関から住宅ローンを直接買い取ったり、ローン返済を
保証したりしている。計約12兆ドル(約1300兆円)あるとされる米住宅ローン残高の約半分を
2社が保有、または保証していると見られている。
両社をめぐっては今週、米大手証券が、損失拡大にともなって増資が必要になる可能性が
あると指摘。それをきっかけに、株価が急落した。さらにニューヨーク・タイムズは11日、
米政府高官の話として、事態が悪化すれば両社または1社を国有化する計画を検討している、
と報じた。
一方、ポールソン米財務長官は10日の議会証言の冒頭で両社について「監督当局は、
十分な資本があると明確にいっている」と述べ、市場にくすぶる資本不足への懸念を否定。
経営不安の打ち消しに躍起になっている。
▽News Source asahi.com 2008年7月11日23時9分
URLリンク(www.asahi.com)
▽New York Times
URLリンク(www.nytimes.com)
▽Fannie and Freddie Shares Fall by as Much as 50 Percent
URLリンク(www.nytimes.com)
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