08/07/04 10:27:53
オンライン調査会社Net Applicationsは、6月にAppleがMac OS Xで獲得した
市場シェアが、7.94%に達したことを発表した。現在のMac OS Xの成長率が、
毎月0.18%増を記録していることからすれば、Macは7月末までに、世界の
デスクトップオペレーティングシステム市場の8%を確保するようになることを
意味する。
Linuxも、まだ0.8%と低いシェアではあるものの、引き続き上昇傾向にある。
では、減少傾向にある、唯一の主要なデスクトップOSとは何であろうか?それは
Windowsである。Inquirerが伝えているように、Macのシェアは32%増となったのに
対して、実際のところ、Windows XPは1%減、Vistaはわずかに2.56%増となった。
Windows全体としてはどうだろうか?Windowsのシェアは、2.45%減となってしまった。
Macの販売ペースは、いまやWindowsの3.5倍に達している。
ここで2つの大きな疑問が沸き起こる。
・どの時点から、より急速にMacの普及スピードが増すことになるだろうか?
言い換えるならば、Macの採用が、大きな転換点を迎えるのはいつだろうか?
・Appleは、この成功に十分に備えられているのだろうか?それを望んでいるのだろうか?
最後の疑問は、もし皆がBMWを運転するようになったらどうなるかを想像してみてほしい。
BMWは、そう強く願っているのではないだろうか?おそらくはそうであろう。BMWは、
準排他的な文化とも呼ぶべきものを守ろうと、懸命に努めている。Appleに関しても
同じである。もし皆がMacを持つようになれば、これは変わってしまうのだろうか?
それほどの人気を博しつつも、依然としてクールな存在であることは可能だろうか?
また、Appleで高く評価されている、セキュリティ分野での優位性に関してはどうだろうか?
筆者は、アーキテクチャの重要性を認識するようになっており、悪意のあるハッカーが
ターゲットに定めてきたとしても、AppleのUNIXベースのOSは、Windowsよりも
良いアーキテクチャを持っていると確信してはいるものの、Mac OS Xが攻撃に強いという
神話が崩れ去ってしまう可能性もあるだろう。
Appleのサポートはどうであろうか?Appleのサポートは、これまで高い顧客満足度を
記録してきたものの、市場シェアが5%の時と20%の時では状況が異なり、資格ある
サポートスタッフを見出すのさえ、より困難になるだろうか?
とにかく筆者は、Macのファンとして、こうした「挑戦」への用意を整えており、楽しみに
してもいる。Appleは、用意ができているだろうか?約8%の市場シェアを獲得し、
引き続き伸びている現在、Appleは今後の準備を整えていく必要がある。
Matt Asay(Special to CNET News.com)
ソースは
URLリンク(japan.cnet.com)
依頼を受けてたてました。