08/07/02 16:18:46
北関東や東海など日系ブラジル人が多い地域から、モデルを目指す日系人のティーンが相次いで
いる。エキゾチックな容姿と、撮影やステージで映える陽気さが魅力。少女たちはブラジル出身の
スーパーモデル、ジゼル・ブンチェンを目標に“美”を磨いている。
群馬県に住む鍋嶋ミホさん(13)は今春、大手ファッションブランドの新作モデルにデビュー、
写真が数々のファッション誌を飾った。「うれしさと、自分じゃないみたいな不思議な気持ちの
両方」と話す。小麦色の肌に褐色の長い髪。“へそだし”ルックが長く伸びた手足にぴったりだ。
ミホさんは日本生まれでイタリア系の祖父を持ち父は日系2世、母は3世。群馬県太田市のモデル
事務所マネジャーでイタリア系ブラジル人の鈴木ジルさん(35)が、ブラジル人学校でスカウト
した。鈴木さんは「スタイルがよく物おじしない。何より自然体」とミホさんを評価する。
ミホさんは6月、同じブランドの秋冬新作モデルに採用が決まった。「食事に気をつかうなどの
努力が実った」と満面の笑み。ヒップホップのダンスを習い始めモデルの道を歩む一方、高校、
大学進学も目指す。「苦手な英語も勉強しないと」と中学生らしい悩みも。
ブラジルから日本への出稼ぎは約20年前から急増し、現在30万人以上が暮らす。子供の不就学
などが問題になっている一方、容姿を生かしてモデルをしている日系人は「全国で数十人、もしか
したら100人以上」(鈴木さん)。鈴木さんの長女(14)もモデルだ。
ブラジル人モデルの掲載が増えたという雑誌「ウエディングブック」の藤木真実編集長は「明るい
性格の人が多く、写真にしたとき幸せな雰囲気が出る」と話す。
鈴木さんの夫は日系2世。ブラジルのさまざまな分野に進出した日系人と同様、日本でブラジル人
が活躍することを願う。「子供たちにいろんな将来の選択肢を教えたい。モデルはその一つ。自信
や誇りを持つきっかけになれば」
●スタジオでポーズをとる鍋嶋ミホさん=群馬県太田市
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
◎ソース MSN産経
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