08/06/30 19:32:25
★7月も値上げ 電気、ガス、食品など家計にズシリ
7月から食品やガソリン、電気・ガス料金など生活に密着する商品・サービスの価格が引き上げられる。
原油など原材料価格の高騰が収まらないためで、家計負担は一段と重くなる。買い控えなどにつながれば、
国内景気にも影響が出そうだ。
●食品
漁獲量制限によるすり身価格の高騰を理由に、マルハニチロ食品はちくわなど練り製品11品を18~27%、
魚肉ハムやソーセージ60品を8~40%値上げする。紀文食品も同様の方向だ。伊藤ハムは、鶏肉や
小麦粉の価格上昇を受けて、チキンナゲットやピザなど約50品目を平均17%引き上げる。
日清オイリオグループは、食用油の出荷価格を10%値上げする。主原料の大豆価格の高騰が影響しており、
今年4回目の値上げとなる。食用油の高騰は食用油を原料とするマヨネーズに連鎖し、味の素が7月下旬、
キユーピーが8月に、いずれも約1年ぶりに再値上げに踏み切る。
菓子も例外ではない。不二家は袋入り「ミルキー」(参考小売価格210円)の容量を18グラム減らし、
実質的に値上げするなど6品目で平均14%上げる方針だ。ミルキーの値上げは18年ぶりとなる。
●燃料・公共料金
ガソリン180円時代が現実味を帯びてきた。7月の卸値について、新日本石油は1リットル当たり8円40銭、
ジャパンエナジーは10円引き上げる。石油情報センターによると、レギュラーガソリンの全国平均小売
価格は172円ちょうど(23日時点)。180円台となれば、昭和62年の調査開始以来初めてだ。
電力10社と、都市ガス大手4社も7~9月の料金を引き上げる。標準世帯1カ月当たりの値上げ幅は、
4~6月に比べて電力が60~159円、ガスは128~166円となる。
一方、日本航空と全日本空輸は、燃料価格上昇分を運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(サーチャージ)を
片道で1000~8000円引き上げる。欧米線は現在の2万円から2万8000円に上昇することになり、
海外旅行をあきらめる動きも出そうだ。
2008.6.29 19:24
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