【労働環境】今さら止められない! 水面下で増える「成果主義」の形骸化 (ダイヤモンド・オンライン)[08/06/27]at BIZPLUS
【労働環境】今さら止められない! 水面下で増える「成果主義」の形骸化 (ダイヤモンド・オンライン)[08/06/27] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
08/06/30 11:15:55
ソースは
URLリンク(diamond.jp)
URLリンク(diamond.jp)
URLリンク(diamond.jp)

[1/3]
「おれの目はフシ穴じゃないぞ。君の仕事の仕方は認めない」
社員の評価を成果主義で行なっているある中堅IT企業の社長は、声を荒げた。
説教されたのは、協調性がなく仕事も不真面目という、評判の「フダ付き社員」だ。
しかしこの社員、今期は予想以上に奮闘し、同僚を上回る評価を初めてもらった。
ところが、人事部にそれを聞いた途端、社長が顔色を変えてその社員を呼びつけた
というのだ。

「結局、成果主義を導入した社長自身が、制度を信頼していないために起きた事態」と
語るのは、同社の人事担当者。
仕事の過程ではなく結果だけで社員を評価する成果主義では、経営者や人事部が目を
かけている社員が必ずしも高い評価を得るわけではない。もし意外な社員が高い評価を
得ると、制度の運営者側が不安を覚えて、取り乱してしまうのだ。

結局この社員、高い評価を得たにもかかわらず、社長に怒られたあげく減給されてしまった
というから、無茶苦茶である。一部始終を目撃した人事担当者は、「こんな制度をいつまで
続けなければいけないのか」と頭を抱えた。中で働く社員は「気の毒」としか言いようがない。

■成果主義熱は一気に冷め 水面下でじわじわ形骸化が進む
実のところ、巷にはこんな企業が少なくないというから、驚きである。

バブル崩壊後の1990年代、人件費削減の必要性に迫られた日本企業は、終身雇用制や
年功序列制を捨て、我先にと成果主義を導入してきた。現在、大企業の8割型が何らかの
形で成果主義を導入している。

「その成果主義が今やすっかり形骸化し、社員が活力を失うケースが水面下で増え続けて
いる」と打ち明けるのは、ある労働問題の専門家だ。

「なぜ水面下か」と言えば、成果主義の運用実態が外部から見えずらいため。失敗を認めると
企業イメージに傷がつくので、労働機関やマスコミのアンケートには、ほとんどの企業が
「成果主義をきちんと運営している」と回答するのが常だ。このようなトレンドが最近
ますます強まっているため、実態は関係者にしかわからないのである。

振り返ってみれば、成果主義の問題点が指摘され始めたのは、最近のことではない。
2000年以降、巷ではすでに広く論じられて来た。

制度のメリットとデメリットを吟味しないまま、場当たり的な導入が増えた結果、現場では
数々の問題が噴出。社員間で賃金・待遇格差が不自然に拡大したため、個人主義の蔓延による
いがみ合いや長時間労働が常態化したのだ。社員がすっかり疲弊してモチベーションを失い、
深刻な業績不振を招いた富士通のようなケースまである。

企業に波紋が広がるなか、2005年には、それまで成果主義の旗振り役だった経団連が
ついに方針を転換。「経営労働政策委員会報告」に成果主義の運用に留意する旨の勧告が
初めて付け加えられたのだ。

それ以降、企業の「成果主義熱」はトーンダウンし、制度の一部見直しを行なう企業も
出始めた。情報も以前ほど表に出て来なくなったため、今では世間一般の興味さえ薄れて
いる感がある。

-続きます-


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch