08/06/30 07:50:50
早稲田大は9つあるキャンパスから排出される二酸化炭素(CO2)の削減を進めるため、
電気・ガスの使用料を減らしたキャンパスが、削減額の半分を学生への奨学金として使える
ようにする。奨学金増を省エネ推進への「アメ」にするのが狙い。早大によると、このような
制度は日本の大学で初めてという。
9キャンパスの今年度のCO2排出量は、合計で4万8000トンの見込み。省エネと施設・設備の
高効率化で、12年度までに5000トン(約10%)削減することを目指している。
早大全体の電気・ガス使用料は年間15億6000万円。今年度からキャンパスごとに1年分の
電気・ガスの使用料を集計して、07年度を基準にした削減額の半分を翌年度の奨学金分として
配分する。残りの半分は施設・設備の効率改善などにつぎ込む。
例えば、早稲田キャンパスの場合、年間2億4000万円の電気・ガス使用料を5%、1200万円分
減らせば、奨学金が600万円増える。
早大によると、奨学金は従来、おおむね学部や大学院ごとに学生数の割合で配分していた。
村上裕二・広報課長は「奨学金が増えれば優秀な学生を獲得するチャンスも増える。努力をすれば
メリットもあるようにすることで、省エネを進めたい」という。(杉本潔)
▽News Source asahi.com 2008年6月30日3時0分
URLリンク(www.asahi.com)
▽早稲田大学
URLリンク(www.waseda.jp)
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