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ネットにないので画像。2008年6月26日 日本経済新聞 39面(2ch有志によるうp)
URLリンク(gazoubbs.com)
みそカツ店を展開する矢場とん(名古屋市)が、韓国で同社の模倣店を
無断営業している現地事業者について、七月に韓国公正取引委員会に申告
するとともに、刑事告訴する準備を進めている。現地の代理人が手続きに
入っているという。アジア各国では日本の特産品名や地名が勝手に現地で
商標登録され、進出に支障が出る例が続出。外食をはじめ中部企業の海外
進出が加速するなか、商標権保護の成り行きに注目が集まりそうだ。
矢場とん側によると、韓国での模倣店は、和風とんカツ専門店
「YABATON」の名前でソウル市に二店舗あり、昨年から今年にかけて
開店。日本の矢場とんとは無関係の二十代と三十代の韓国人男性オーナーが
経営する。看板には矢場とんが使用してきた豚のキャラクターとそっくりの
絵柄が描かれているほか、矢場とんの創業年と同じ「一九四七」の年号が書
かれているという。
模倣店のホームページには、矢場とん本店の写真も掲載され「日本で研修
してきたコック長を迎えた」「遠い名古屋まで行かなくても、韓国で食べる
ことができる」など、日本と関連があるかのような記載が続く。メニューに
みそカツはないが、東京に本社を置く別のとんカツ店の名前を冠したカツ
などがあるという。
オーナー側が韓国特許庁に店名などを商標申請したことを知った矢場とん
側は二月、同庁に異議申し立てを行い、オーナー側と意見書などのやりとり
を続けている。しかし先方は「著名でない商標を模倣し、社会公共の秩序が
乱れたとは考えられない」などと主張。矢場とんの代理人によると、特許庁
の最終判断は、今年末から来年になる可能性もあるという。
偽ブランドが登録されてしまえば、矢場とんの韓国進出は難しくなるほか、
韓国の店が“本物”と誤解される懸念もある。オーナー側の申請の無効を求め、
矢場とんブランドの商標申請を目指したい矢場とん側は七月上旬、韓国の表示
・広告公正化法に基づき韓国公正取引委員会に申告書を提出する。公取委の
是正勧告などにオーナー側が従わない場合に備え、刑事告訴の準備も進めている。
鈴木孝幸社長は「損害賠償よりも、日本企業の第二の被害を防ぐことが最大の
狙い」と話す。