08/06/23 11:39:14
最近の不祥事をとらえて、人材派遣事業を十把一からげにした批判には憤りを感じます。
これまで派遣という働き方が育児、介護といったライフスタイルの変化や年齢が理由で
働けなかった人たちに、働く場を提供してきたのは事実です。
世の中の変化に対応し、派遣のあり方も変わっていきます。
2030(平成42)年には1000万人の労働力不足が懸念されている中で、
当社は日本一の雇用創出力を持った会社を目指します。
《長嶋由紀子社長は昭和60年、青山学院大学法学部卒業後、リクルートに入社。
人事部課長などを経て平成18年4月に執行役員に就任した。
結婚情報・新生活情報誌『ゼクシー』を担当するブライダルカンパニーのカンパニー長を経て、
今年1月、リクルートスタッフィング社長などリクルートの派遣事業を統括する立場になった》
これまでお世話になった取引先に、派遣事業への異動のあいさつに回っているとき、
行く先々で「たいへんなところに…」と同情の言葉をいただきました。
正社員との待遇格差問題や他社の不祥事が洪水のように報道され、
「派遣イコール悪」という間違った考え方が浸透した気がします。
当社はスタッフフォローという形で、派遣先の企業を訪問し、問題点がないかどうか
定期的にヒアリングしています。私は社長就任以来、身分を隠してスタッフフォローに参加し、
派遣スタッフたちの生の声を聞きました。
「派遣なのに多くの仕事を任されている」という声に対しては、時給を上げるように
企業側と交渉するなど、コミュニケーションで多くの問題は解決できます。(中略)
優れた生産技術を持つ人が、定年で引退されます。
派遣を活用することで、別の職場に技術を生かせるかもしれない。
また、月水金しか働けない人と、火木しか働けない同じスキルの人をペアにすることで、
企業も派遣スタッフも利益を共有できる。柔軟な発想で市場が求めるサービスを提供していくつもりです。
ソース(全3ページ)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)