08/06/16 11:10:48
藤岡町議会は定例議会最終日の十三日、国民健康保険税条例の一部改正案を
七対六の反対多数で否決した。
後期高齢者医療制度の実施に伴い課税限度額を改正するとともに、保険税の
軽減措置を導入する改正案だったが、いずれも実施できない状況となった。
県は、県内市町で否決の例は聞いていないとした上で「地方税法施行令などに
規定されており、早期に是正していただきたい」としている。
永島源作町長は地方自治法に基づき、近く臨時議会を招集して同議案を再議に
付す構え。
再議では、出席議員の三分の二の反対がなければ再否決はできないが、
可決するにも過半数の賛成が必要という。
同日の本会議で議案に賛成したのは島田稔議長を除く十三人のうち六人。
臨時議会で議員の賛否の態度が変わらない限り可決も否決もされず、廃案と
なる。永島町長は「町民に不利益になる廃案だけは何としても避けたい。
県の指導を受けながら、議会の理解を得るよう精いっぱい努力するしかない」
と疲労感をにじませた。
この日は町側の要請で全員協議会を開催。町長ら執行部が議員への説明に
当たったが、理解を得るには至らなかった。
反対討論に立った杉浦勝昭議員は「後期高齢者医療制度には全国的に反対の
声がある。町の説明も不十分で、議員として責任を持って町民に説明できない」
と述べた。
同議会は町長支持派と反町長派が拮抗しており、否決の背景に同議会の
勢力事情を指摘する声もある。
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