08/06/16 02:17:51
総合商社「丸紅」の偽造書類を悪用した架空投資問題で、
警視庁捜査2課は15日、米証券大手「リーマン・ブラザーズ」から約98億円をだまし取った詐欺容疑で、
投資を勧誘した病院再生事業などを手がける「アスクレピオス」(東京都中央区、破産手続き中)の元社長、斎藤栄功容疑者(46)と、
アスクレ社の親会社で医薬品開発会社「LTTバイオファーマバイオファーマ」(港区)の元社長、山中譲容疑者(34)ら4人を逮捕した。
他に逮捕されたのは丸紅の元嘱託社員、山浦伸吾容疑者(35)と、
出資金を病院再生事業に配分する役割とされた建築設計コンサルタント会社「ジーフォルム」(千代田区)社長、高橋文洋容疑者(61)。
山中容疑者は丸紅の元課長。
斎藤容疑者ら3人は容疑を否認し、1人が認めているという。
斎藤容疑者らは丸紅の信用力を悪用して米大手証券など複数の企業に融資を勧誘し、
総額で1080億円以上を集め、そのうち500億円以上が償還不能になっている。
捜査2課は、いずれも詐取目的だったとみて資金の流れの全容解明を目指す。
調べでは、斎藤容疑者らは、丸紅がコンサル会社や投資事業組合と共同で事業を展開するように装って投資を持ちかけ、
リーマン社から約98億円をだまし取った疑い。
斎藤容疑者らは、丸紅がいかなる場合でも元本と利息を保障するかのような条件の文書を偽造し、出資を募る企業に提示していた。
文書には丸紅副社長の印鑑やライフケアビジネス部の部長印などが使われたほか、通常は外部に出ることのない稟議書も偽造されていた。
また、斎藤容疑者らは、丸紅がこのビジネスにかかわっていることを強調するために、
昨年秋ごろに丸紅本社の会議室を使用して会議を持った。
この席には山中容疑者らのほかに丸紅の“偽部長”も出席、大がかりな舞台が設定されていた。
今年2月、期限が来ても巨額の資金が償還されない事態となり、出資企業が丸紅に問い合わせたことで詐欺行為が発覚。
リーマン社が刑事告訴し、民事訴訟でも山浦容疑者らの使用者責任を問うため丸紅側を訴えている。
ソース:MSN産経ニュース
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